明日からの実務に役立つ理論・ノウハウを効率的に学んでいただけます。
※ラインナップ、それぞれの講座の詳細は変更の可能性があります。
上記は、来日講演時の主要な主張となった“Jobs-to-be-done”への言及部分の抜粋です。言い換えれば、顧客についてこと細かに情報を集めたところで、何を欲しがっているのかを知ることはできない、顧客のジョブを理解するほうがはるかに手間が少なく、効果的なアプローチだ、ということです。
マーケティングや商品企画の際、まずは膨大な情報を収集しがちです。顧客の性別・年齢・職業・年収などのデモグラフィックス、さらには競合商品の機能、性能、売り上げ等々。しかし、顧客データをいくら分析しても、競合データをいくら分析しても、顧客が次に何を買いたいのかを予測することは至難の技です。
そもそも人は何を欲しがっているか?どのような状況で欲しくなるのか?などの 「仕掛け」を理解し、調査を行うことが優れたマーケティングの近道です。 このアプローチを『イノベーションのジレンマ』で有名なハーバード大学クリステンセン教授が理論として確立しました。その後、設立したイノサイト社ではP&Gに代表されるような様々なグローバル企業において理論を実践し、数多くの実績を挙げています。この手法をイノサイト社の日本パートナーであるINDEE JapanがJOBSメソッド®として学びやすい形へと体系化しました。
本セミナーでは顧客について知るべき4つの視点である「ジョブ」、「ジョブの目的」、「ジョブを困難にしている障害」、「ジョブを解決するための代替手段」を学びます。さらに、この4つの視点で顧客理解をするための調査プロセスやインタビューの仕方、観察手法についても理解を深め、実践することを狙います。
クレイトン・クリステンセン教授設立のイノサイト社の日本におけるエクスクルーシブパートナーである INDEE Japanの山田 竜也 氏、津田 真吾 氏を講師に迎えて、日本にいながらにして「イノベーションのジレンマ」の内容を理解し、顧客のインサイトを発見する具体的な実践方法を理解するための講座です。
講座名 | 【第6回】「JOBSメソッド」ワークショップ |
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日時 | 2016年1月18日(月) 10:00~17:30(受付開始は9:30) |
場所 | 株式会社翔泳社1F セミナールーム 〒160-0006 東京都新宿区舟町5 (地図) |
参加料 | 59,400円(税抜価格55,000円) |
お支払方法 | クレジットカード/銀行振込 銀行振込をご希望の方は、ご登録の住所に請求書を郵送させていただきます。 請求書発行日より10営業日以内のお振込みをお願いいたします。 また、領収書をご希望の方は、領収書の宛名・送付先を明記し、運営事務局までメールでご連絡ください。(銀行振込の方は、お振込み確認後に発行いたします。) |
お申込み受付は終了いたしました。
10:00-11:00 | 1:差別化とジョブ(job) 顧客にとって意味のある”差”を考える ・何を差別化するのか? - NG:モノの違いを説明では自己満足 - OK:顧客に欲しい!と感じてもらう |
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11:00-12:00 | 2:JOBSメソッド ジョブ(job)と目的 前編 「顧客のジョブ」から本当に欲しがっていることを理解する ・顧客は何を知りたいのか? - NG:モノの性能を説明する - OK:顧客の何が変わるのかを伝える |
12:00-13:00 | 昼食休憩 |
13:00-14:00 | 3:JOBSメソッド ジョブ(job)と目的 後編 人間が本質的にやりたい事の切り口を理解する ・顧客は何に価値を感じるのか? - 人間の欲求の本質 - 同じ属性でも状況で変わる |
14:00〜15:30 | 4:JOBSメソッド 違和感 ジョブ(job)を妨げていることを探す切り口を理解する ・欲しい!でも買わない理由は? ・顧客は代わりに何をしている? |
15:30-16:30 | 5:顧客理解行動 ジョブ(job)把握のための調査手法 ・一次情報 ・インタビューの基本 ・行動観察のポイント |
16:30-17:30 | 6:仮説検証 仮説検証 ・何を検証するのか? ・何から検証するのか? ・仮説が外れたら? |
山田 竜也(ヤマダ タツヤ)
INDEE Japan 代表取締役トレーニングディレクター。電気通信大学機械制御工学専攻 卒業。MIT Executive MOT 修了。NAL(現JAXA)にてカオス理論を研究。電通国際情報サービスにおいて黎明期の3D-CADの普及に携わる。構造・振動・流体等の受託解析を手がける。(小はリードフレームの接点~大は船舶・土木)製造業で設計業務の改革を進める中で、システムの限界を感じ、製品開発全体をテーマとしたiTiDコンサルティングの立上げに参画する。リスクマネジメント、ナレッジマネジメント、技術伝承、コストダウン等のプロジェクトを進める一方で、技術者や管理職を対象としたトレーニングプログラム、組織開発コンサルティングに軸足を移して行く。2011年インディージャパンを設立。事業開発、組織開発をテーマにコンサルタント、ファシリテーター(IAF認定 Certified Professional Facilitator)、トレーナーとして活動中。海外旅行好きで滞在国数は60カ国以上。
津田 真吾(つだ しんご)
INDEE Japan 代表取締役テクニカルディレクター。日本アイ・ビー・エム、日立グローバルストレージテクノロジーズ、iTiDコンサルティングを経て、INDEE Japanを設立。HDDの開発エンジニア時代に「イノベーションのジレンマ」に触れ、イノベーションの道を歩み続けることを決意する。その著者であるクレイトン・クリステンセン設立の米国Innosightと提携し、日本代表パートナーとしてグローバルなネットワークを築きつつ、大手企業の社内ベンチャーやベンチャー企業の支援を手掛ける。