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なかなかうまくいかない新規事業やDXなど部門横断型の企業変革を前へ進めるには、「適応課題」の発見と紐解きから

講師の宇田川准教授は著書『他者と働く』の中で、ハーバード・ケネディスクールのロナルド・ハイフェッツ氏の研究を引用し、2種類ある「組織の課題」を紹介しています。

1.技術的問題(Technical Problems):解決策が既に分かっており、知識やスキルを身につければ解決できる問題。問題は自分の外にある。
2.適応課題(Adaptive Challenges):自分自身のものの見方や、周囲との関係性、慣れ親しんだやり方を変えないと解決できない問題。自分も当事者であり、問題の一部である。

1の「技術的問題」は、知識やスキルを身につけることで解決する問題であり、場合によってはその対処を外部の専門家に委託することもできます。
2の「適応課題」はどうでしょうか。新規事業やDXなど、新しい取り組みを進めるにあたっては、そもそも既存の解決策を当てはめることで解決できる範囲はごく一部であり、その過程において困難な課題に数多く直面します。「何がわからないかがわからない」といった状態からプロジェクトがスタートすることもありますし、部署・部門を横断して取り組む必要もあります。よって、DXや新規事業の推進がうまくいかないといった課題に対しては「技術的問題」としてではなく「適応課題」として取り組むことで、その解決の糸口が見えてくることが多くあります。
また適応課題を紐解くには、抱えている素朴な「困りごと」をさまざまな角度から眺めることによって、自分もその問題の一部であると気づくことがその端緒となります。自身と他者がそれぞれに持つ解釈の枠組みである「ナラティヴ」が異なることを、対話を通じて理解することによって、問題の見え方が変わり、周囲との関係性が変わり、新たな一歩への手がかりを得ることができます。
本講座では、DXや新規事業などの企業変革や組織変革において生じるジレンマや息詰まった状況を「組織の慢性疾患」とし、自社で直面している「組織の慢性疾患」「適応課題」を紐解く「2onN」という対話の方法を体験いただきます。
皆様の組織でも、以下のような適応課題があるのではないでしょうか。

<さまざまな変革を阻害する適応課題一例>
• 既存事業に限界が見えており、新規事業に着手すべきだが新しい発想がでてこない。何から手をつけたら良いのかわからない
• 技術力はあるが、新しい商品・サービスにつなげていく力がない
• 新しい事業の種があっても、いつのまにか社内で淘汰されてしまう。自社では新規事業が育たない
• トップ主導でDXへの取り組みが進んでいるが、総論賛成&各論反対でなかなか前に進まない
• 既存事業から新規事業開発部門に人を出したがらない。また既存事業のエースも失敗した際の評価が気になり異動したがらない

このような適応課題がある場合、本講座で提供する「2onN」が強力なツールとなります。例えば、以下のような場面で活用ができます。

■「2onN」の活用シーン
• 新規事業やDXなどのプロジェクトを始める前に、関係する部門の責任者を集め、それぞれのナラティヴを観察し、お互いの意見の違いや困りごとの違いをクリアにする
• 新規事業やDXなどのプロジェクト開始後、ある程度経過した時点で進み具合が芳しくないときに、何が問題となっているのかを観察し、それぞれが改めるべき点を整理しプロジェクトの方向性を修正し、プロジェクトを前進させたいとき

講師は埼玉大学大学院の宇田川元一准教授と、株式会社チェンジメーカーズ木内宏美氏、佐藤晶恵氏です。

受講環境

当講座はZoomを利用したオンラインセミナーとなります。 受講にあたりまして、以下環境を事前にご用意ください。※パソコンからのご参加を推奨しております。

  • インターネット環境(ブラウザはGoogle Chromeを推奨)
  • ※他のブラウザからのアクセスは正常に動作しない場合があります。
    Google Chromeのダウンロードはこちら

  • Zoomのダウンロード(ミーティング用Zoomクライアント)
  • ※接続テストはこちら

  • PowerPoint
  • ※ご用意が難しい方は、事前にご相談ください。

  • 音声機器(ヘッドセットまたはマイク付きイヤホン)

受講対象者

  • 新規事業やDXの責任者であるが、意図したように推進が進まず課題を抱えている方
  • 上記の課題を抱える、「経営者」「事業責任者」「部門責任者 」、自身が事業変革の担い手であるという自負のある方

本講座で扱う「2onN」とは何か

  • 2onNとは
    ・話し手・聴き手・ひもときサポートチーム数名ひと組で実施する対話の方法
  • 2onNの効能
    ・自身が抱える問題について多くの他者の視点を借りて捉え直すことで、自分が見ている組織の風景が変わり、膠着した状況を動かす手がかりが見つかる
    ・「組織の慢性疾患」におけるさまざまな問題に対して、他者の力を借りながら皆で手立てを考えられるようになり(=セルフケアできるようになり)、ひとりで悩まなくなる
    ・「地に足ついた変革」への一歩を着実に踏み出せるようになる

事業会社への2onNの導入事例記事

本講座を受講することで学べること

  • 企業変革における「適応課題」アプローチのポイントと理論的背景の理解
  • 2onNを通じて組織の慢性的な課題を紐解く方法論の習得
  • 企業変革を担う上での拠り所となる、自身のなかにあるリソースの発見

開催概要

講座名 企業変革のための「2onN」ワークショップ【オンライン】
日時 2022年 9月28日(水) 10:00~18:00
場所 オンライン
参加料 66,000円(税込) ※講座テキスト(PDF)代含む
お支払方法 クレジットカード/銀行振込/Amazon Pay
銀行振込をご希望の方は、ご登録の住所に請求書を郵送させていただきます。
請求書発行日より10営業日以内のお振込みをお願いいたします。
領収書 会員メニュー > 注文履歴 > [領収書出力]から、出力することが可能です。
出力方法の詳細は、こちらをご確認ください。
修了証明書 講座終了後、修了証明書を発行することが可能です。ご希望の方はこちらより、お問い合わせください。
テキスト 開催日より1週間を目安に、PDF資料を事後ダウンロードにてご案内いたします。
注意事項 ★参加にあたって、事前課題があります★
1.宇田川氏著書『組織が変わる』を事前にご購入いただき、通読してからご参加ください。
2.事前に送付する「インビテーションレター」を通読してください。
3.そのうえで、事前課題「私自身の困りごと」メモに記入し、事前に提出をお願いいたします。
※「インビテーションレター」と事前課題は、9/7(水)ごろに送付予定です。
※提出いただいた方の中から宇田川講師がピックアップし、当日テーマとして取り上げます。
【 詳細・お申し込み 】
申し込み締切 9月26日(月)12:00

タイムテーブル

※休憩は随時、進行状況に合わせて適宜取得いただきます。        
事前課題 組織が変わる』の通読/「インビテーションレター」を読み、課題提出
※書籍はご自身でご購入いただき、参加までにお読みください。
※「インビテーションレター」と事前課題は、9/7(木)ごろに送付予定です。
※提出いただいた方の中から宇田川講師がピックアップし、当日テーマとして取り上げます。
10:00-11:40 イントロダクション
・オープニングトーク&セッション
・グループワーク:「参加動機」「困りごと」を共有
・講義 <講師:宇田川>
 -新規事業やDXはなぜ思うように進まないのか
 - 企業における急性疾患と慢性疾患
 ・「慢性疾患」としての組織課題
 -2onNとは何か、その実践的な意義と理論的な背景
11:40-12:50 チームでの対話の基礎(講義+デモワーク)
・ナラティヴ・アプローチとは
・グラウンドルール紹介
・2onNデモンストレーション
※実践ワークショップの進行と要点を理解いただくため、2名の方にご協力いただき実施いたします。
12:50-13:45 昼食休憩
13:45-15:50 ナラティヴ・アプローチ 実践ワークショップ1
・グループワーク:2onNの実践 
※各グループ2名の方の「組織の困りごと」を題材として扱います。当事者の方もそれ以外の方も、それぞれの立場から学びを得ていただくことができます。 
15:50-17:15 ナラティヴ・アプローチ 実践ワークショップ2
・グループワーク:当事者研究の実践
・全体共有
・解説:観察力を上げるためのツール活用例
17:15-18:00 質疑応答
チェックアウト
・まとめ:ナラティヴ・アプローチの要諦とは

講師プロフィール1

宇田川 元一(うだがわ もとかず)

経営学者/埼玉大学 経済経営系大学院 准教授
1977年、東京都生まれ。2000年、立教大学経済学部卒業
2002年、同大学大学院経済学研究科博士前期課程修了
2006年、明治大学大学院経営学研究科博士後期課程単位取得
2006年、早稲田大学アジア太平洋研究センター助手
2007年、長崎大学経済学部講師・准教授
2010年、西南学院大学商学部准教授
2016年より埼玉大学大学院人文社会科学研究科(通称:経済経営系大学院)准教授
専門は、経営戦略論、組織論。ナラティヴ・アプローチに基づいた企業変革、イノベーション推進、戦略開発の研究を行っている。また、大手製造業やスタートアップ企業のイノベーション推進や企業変革のアドバイザーとして、その実践を支援している。日本の人事部「HRアワード2020」書籍部門最優秀賞受賞(『他者と働く』)。2007年度経営学史学会賞(論文部門奨励賞)受賞。著書に『他者と働く』『組織が変わる――行き詰まりから一歩抜け出す対話の方法2 on 2』がある。

講師プロフィール2

木内 宏美(きうち ひろみ)

株式会社チェンジメーカーズ 代表取締役
株式会社リクルート(現株式会社リクルートホールディングス)にて企業の採用及び教育研修関連支援(営業)に従事。その後、新規事業開発室にて個人のキャリア支援に関する事業開発、商品開発、営業、運用に携わる。
キャリアカウンセラー資格である、GCDF-Japan の養成トレーニング、キャリア支援ツールR-CAP、企業内個人向けキャリアデザイン研修等の開発職および地方自治体・経済産業省との共同事業の立ち上げに際し、企画設計・実行支援に従事。株式会社CAテクノロジー人事部長・経営企画部長を経て独立、現職。
GCDF-Japan(Global Career Development Facilitator)/Japan-Apt認定MBTIユーザー/内閣府内閣人事局アドバイザー

講師プロフィール3

佐藤 晶恵(さとう あきえ)

株式会社チェンジメーカーズ パートナー
株式会社リクルート(現株式会社リクルートホールディングス)にて企業の採用及び教育研修関連支援(営業)に従事。その後、同社HC (Human Capital) ソリューション部にて、企業における戦略・ビジョンの浸透、新規事業開発、コンピテンシー設計、企業内個人のキャリア開発等に関するコンサルティングに携わる。
米国大学院SIT Graduate Instituteにて、多文化環境におけるリーダーシップと組織開発学修士号を取得後、国際協力機構 (JICA) の青年海外協力隊に参加、東アフリカのウガンダで地域開発業務に携わる。その後、株式会社かいはつマネジメント・コンサルティングにて、開発途上国における人材育成・組織開発業務および日本企業の進出支援業務に従事。
同社のラオス現地法人の立ち上げ・運営責任者(ラオス駐在)を経て独立後、株式会社チェンジメーカーズに参画。

留意事項

  • 当講座はZoomを利用したオンラインセミナーとなりますので、事前に受講環境をご確認ください。
  • 受講に必要なURLは受講者1名につき1つのURLとなります。1つのURLを利用し複数名で受講することはできません。違反を発見した場合は追加請求いたします。
  • 講義内容の録画・録音・画面のキャプチャなどによる記録や利用は固くお断りいたします。また、講義や演習の資料について、無断転載・引用を禁じます。これらの違反が発覚した場合、著作権法に抵触する恐れがあり、法的措置を取る場合がございますのでご注意ください。
  • 都合によりセミナー内容の一部が変更となる場合がありますので、ご了承願います。
  • 定員に達し次第、申込受付を締切らせていただきます。
  • 参加者様のご都合によるキャンセルは 9月20日(火)までお受けいたします。なお、すでにご入金済みの方は全額返金いたします。(返金手数料は参加者様負担)それ以降のキャンセルおよび、当日の欠席・遅刻・早退による返金等は一切お受けしておりません。
  • ご本人が出席できない場合は、代理の方の参加が可能です。その際は「お申込者氏名・代理参加者氏名」を開催前日までに事務局へメールにてご連絡ください。
  • 最少催行人数に満たない場合は、開催を中止することがありますので、ご了承願います。その際は、開催3日前までに、本ページおよびメールでご連絡いたします。
  • 自然災害、交通機関の事故、講師の発病等、不可抗力な事情により開催を中止することがあります。事前に中止が判明した場合は、本ページおよびメールにてお知らせいたしますので、各自でご確認ください。当日に中止が決まった場合は、本ページおよびメールと電話にてお知らせいたし、開催日の変更もしくは参加料の返金をいたします。
【 詳細・お申し込み 】
申し込み締切 9月26日(月)12:00

事務局からのお知らせ

【夏季休業のお知らせ】
誠に勝手ながら、下記期間中のお問合せ窓口を休業させていただきます。期間中のお問合せに関しましては、8月16日(火)以降の対応となります。ご了承のほど、何とぞよろしくお願い申し上げます。
夏季休業期間
2022年8月6日(土)~2022年8月15日(月)
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